■山本茂実■
「日本青年は健在だった-バングラデシュ紀行」
朝日新聞社刊/1985年5月初版
クーデターと飢餓常習国の劣悪な環境の中で、さぼりの達人たちを
相手に、水を得た魚のように活躍する青年海外協力隊の若者たち
の姿を記録した、小説家の感動的なバングラデシュ再訪記。
ダッカの不幸な事件、多くの青年たちが数十年も前から危険と隣り
合わせの地域で重ねてきた労苦を思うと、非常に残念です。
「あゝ野麦峠-ある製糸工女哀史」で名を馳せた著者晩年の労作。
寡作な作家の作品が紀行のコーナーに並んでいて、手にとって見ると
見返しに直筆サイン・落款がありました。
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