■梅后亭千代介■
「ヘイ、太鼓もちがまいりました!」/PHP研究所刊/1995年10月初版
「ヨイショの達人」が語る江戸の芸と粋の真髄。幇間・太鼓もちの仕事、
宴席をもり上げる方法、花柳界のことなど、下町が育んだ人情世界を
芸人の立場から紹介した、語りおろしエッセイ。
バブル華やかの頃、浅草のバーで向島芸者のお付で来ていた悠玄亭玉介
師匠と僅かな時間だが酒を酌み交わしたことが思い起こされました。
最後の幇間芸人といわれていた師匠は、すでにかなりの高齢だったのですが、
江戸っ子らしい粋な所作で、愉しいお酒でした。ご馳走したお酒のお返しに
扇子をもらったのですが、どこに仕舞い込んだのか行方知れずです。
この本の見返しには、著者の千社札が貼られ、直筆サイン・落款がありました。
0 件のコメント:
コメントを投稿